株式会社セブンシーズ 揚石社長ヒアリング(1/7)

来たる2月26日に、御縁があり株式会社セブンシーズ(http://www.7seas.co.jp/)の揚石社長のヒアリングをさせて頂きました。
弊社の考え方と重なる、非常に貴重なお話を伺う事が出来ましたので、揚石社長の御了解を頂き、このブログにアップする事になりました。
かなりのボリュームがありますので、7回に分けてアップします。

第1回はコミュニケーションについてです。

私の考えるコミュニケーションの本質とは
「コミュニケーション」とは、心から発するオモイを伝え合うことなのです

--揚石さんが大切にしているコミュニケーションの意味って何ですか?

私自身が、人と関わるコミュニケーションを楽しんでいるんです。初めて英語講師として学校に所属したのですが、そこに20年も在籍しました。他の人からは不思議がられますが、毎日が新しかった。語学を教えるのは言葉を教える事ではありません。言葉に心が乗ってくる事がコミュニケーションなのです。自分が「心から」話しているか、聴いているか。それを知っている事が私自身の強みでもあります。

ですからコミュニケーションの時にはずっと相手の事を集中して見ています。耳ではなく全身で聴いているのです。それだけ集中しているので、16年前の相手の服装、話なども明確に思い出せます。どれだけ集中できるか、それが究極のアクターなのです。単に相手を見ている、聞いているのではなく、何故相手がそう思っているのか、その根っ子をつかむことだと思います。ですから、講師にも「相手が何を本当に欲しているのか理解して、それを解決するためにどうするかをいつも考えて欲しい!」と言っています。

--そのように考えるようになった原体験ってなんだったんですか?

私にとってのコミュニケーションの原体験は、父の仕事の関係で、13才の時にインドに行った時の事です。英語の単語力もなく、ヒンズー語もまるっきり分からない状態だったので、人の表情や仕草から何を言いたいのかを読みとる必要がありました。私自身の「見逃さない」という集中力はその時培われたのではないかと思います。家の中でメイドがお風呂に入れてくれようとするのですが、私は自分自身でやりたかったので、それを断わらなくてはならなかったり、新品の靴を磨かれてしまうのを止めさせたりしなくてはなりませんでした。

ドイツに行った時も同じような経験があります。まったくドイツ語が分からない状態で、娘と二人でバス停に待っていたところ、おばあさんにものすごく怒られました。怒られる理由に全く心当たりが無かったので必死に考えました。そして分かったのです。おばあさんの伝えたかったことが…。ドイツは5月でもまだ寒いのです。5月の寒さの中で、娘にスカートでハイソックスをはかせている事を怒っていたんです。そんな事は5月がまだ寒いとか、子供を寒くさせてはいけないといった、その土地柄や文化的な背景が分からないと理解できません。そういったものを言葉が無くても何とか読み取ろうとする事が身に付いたのです。

(続きます)