ここ最近、我々のお手伝いする企業からも、若手育成・若手リーダー強化というテーマが挙がってくる事が多くなった。景気を反映して、今期の業績だけでなく数年先を見据えた施策を打てるようになってきたのだと感じられる。
今求められるリーダーとは何なのだろうかと考えながら、スポーツニュースを見ていて、気付いた事がある。
日本記録となる25年連続でAクラスを記録していた西武ライオンズが、今年は6月9日時点でパリーグ5位、交流戦最下位と悲惨な状況に陥っている。長年の一ファンとして辛い日々が続いている。
大きな原因としては、支柱となる松坂大輔が移籍してしまった事だろう。彼が在籍していた8年間の活躍は数えきれない程あった。「困ったときの松坂頼み」、「松坂なら何とかしてくれる」という絶大な信頼があった。
しかし、結果としてチーム内に松坂に依存する雰囲気が出来てしまっていたのではないだろうか。
改めて今の西武を見ると、松坂大輔の変わりになる選手が見当らない。本来であれば松坂と同世代の選手が中心となってチームを盛り上げていかないといけないはずだ。
そういった選手が居ないことは、チームが松坂に依存していた結果なのではないか。
勝負なので、結果が出る時も出ない時もある。しかしファンとして悔しいのは今の西武からは「勝ちたい」という気持ちが伝わってこないことだ。
今の現状を「変えていこう」というリーダーシップを発揮しているチームリーダーがいないようにしか見えない。
突出したリーダーを中心に結果を出していくことや、良質な製品やサービスをキラーツールとし、拡大していくことは重要である。しかしそれだけでは何かあった時に組織が瓦解してしまう。リーダーを育成すると同時に、それを支えるフォロワーも依存体質に陥らない組織風土を作る事が、組織成長には大切だと改めて感じた。
単にリーダーを作るだけでは組織は成長しない。
