公開セミナー開催を控えて

「風土変革の公開セミナーを共同で開催しませんか?」

日本リスクマネージャー&コンサルタント協会のご担当者から声をかけていただいたのは、昨年の夏過ぎのことだった。

当協会は、リスクマネジメントにかかわる人材育成や研究及び情報提供を専門に行っているNPOであり、毎年発表されるオブ・ザ・イヤーで有名な法人だ。
オブ・ザ・イヤーとは過去一年間にリスクマネジメント分野で活躍した個人や団体を表彰する賞で、2003年にはタレントの爆笑問題が「ハインリッヒの法則」の出版を通じて受賞した事で有名になった。

法改正や労使マインドの変化によって、企業では「どうリスクを回避するか」が重要な経営課題になってきている。

そのために、精緻なリスクマネジメントシステムの構築や、財務・法務面の知識とスキルの向上に日々取り組まれている方々も多いだろう。
しかし、最後にその組織に属する人の行動を決定付ける黙示的規範の問題が残ってしまう。いわゆる「組織風土」をどうするかが最後に解決すべき問題になる。

協会のご担当者からも「CCIの行っている組織風土変革は、内部統制の6つの基本的要素の中の“統制環境”そのものにメスを入れるものだ。“統制環境”はいつも手付かずになりがちでジレンマを感じていたんです。」とおっしゃっていただいた。


ところが、困ったことに、弊社ではもともと「公開セミナー」をやることが稀だった。何故なら、組織変革においては、個々の企業の特性(事業構造・組織構造・規範・等)が大きなファクターとなるからだ。
とても不特定多数の受講生に一律に説明できるのものではないと考えていた。

しかし、改めて考えてみると、規範というのは、集団が出来た瞬間に誕生するものだ。初めて出来た集団でも、誰かの一言でその集団の規範が決まってしまう事は何度も経験している。
公開セミナーに初めて集まった受講生であっても、特有の黙示的規範があるはずだ!
そうであれば、その受講生が生み出した規範を題材にして、風土変革の考え方を学ぶセミナーは実現可能なはずだ。

こうして何度かの試行錯誤の上、「受講生完全参加型」の組織風土変革セミナーが誕生した。
完全参加型だから、受講生の方は当然眠くなる暇もない(笑)。
おかげさまで、昨年秋より何回かの実績を重ね、その中では「とても楽しかった。」「自分自身の枠組みに気づいた」といったご評価をいただけている。
我々も学ばせていただいており、異なる組織文化を持ったメンバーが集まって出来上がる規範はM&Aや中途入社時の風土融合のヒントとなっている。


今月も間もなく、公開セミナーの開催がある。今回も、業界も年齢も違うメンバーの申し込みをいただいている。
実は、誰よりも開催を楽しみにしているのは、講師をさせていただく我々自身かもしれない。


なお、今月の公開セミナー「組織風土変革のためのマネジメント?内部統制の本質的課題?」は6月22日(金)の午後に開催になります。
まだ申し込みは受けて受けておりますので、詳しくは下記のアドレスをご覧ください
公開セミナーのご案内

また、日本リスクマネージャー&コンサルタント協会のページからWeb上で申し込む事も可能です。
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