ここ1ヶ月、先月から入会させて頂いた、ドラッカー学会からの学びが大きい。
恥ずかしながら、今迄ドラッカーには、本格的に接した事は無かった。今、時間を見つけてはドラッカーの著作を読み漁っている。
ドラッカーの著作に触れて、自分の問題意識と余りにも一致してしまうので、返って気持ち悪さを感じる事もあったが、ドラッカー学会との御縁のきっかけとなった、上田惇生先生の講演の「それぞれのドラッカー」という言葉を思い出して、納得している。
今抱えている問題意識の一つとして、組織の中の個々が自分の与えられた領域での成果を全うしようとする余り、全体が見えなくなり、その事が組織全体の成果にはマイナスの貢献をしている事が挙げられる。
外部の方から話を伺う中で、その人としてはベストを尽しているのだが、一歩引いてみると、顧客にとっては何等価値が無いのではないか、と感じる事が増えてきている。
ドラッカーの言葉を借りれば、組織を構成する個々が、「社会に対する貢献」ではなく、「組織自体の存続」に対して貢献する事を目的としてしまっている例が増えてきているのではないだろうか。
ドラッカーは組織は「目的」ではなく「手段」だと言う。
そして組織にとって「利益」も「目的」ではなく「条件」だと言う。
あたりまえにしか聞こえないかもしれないが、普段の忙しさの中で、皆、あたりまえを見失っているように感じる。
社会への貢献とは、その社会を構成する個々人への貢献である。
そう考えると、組織の中で働く自分自身も社会を構成する一要素である。
組織を構成する個々が自分にとって価値ある社会を思い描き、自分自身の言葉で語り始める事が、組織を変え、社会を変えていく第一歩になる。
組織の中で、自分自身にとって価値ある社会を描き、語る時間を作る事こそが、今の企業が必要としているものではないか。
今日は、ドラッカーの勉強会に参加させて頂ける事になった。
勉強会という場を通じて、自分自身の価値ある社会を語り、そこから新しい気付き、学び、そして価値を産み出す事に繋がるのではないかと楽しみにしている。
そして我々も、今以上に企業に対して、企業の中で個々が自分自身の価値ある社会について語る事の出来る場を作っていかなければと思う。
