高校野球夏の甲子園が22日に佐賀北高校の優勝で幕を閉じた。
リアルタイムで試合を観戦することは出来なかったが、毎晩結果を楽しみにニュースを見ていた。決勝戦が終わった後にいくつかのニュースを見ていて気付いたことがある。
・佐賀北高校(夏:優勝)
・常葉菊川高校(春:優勝、夏:ベスト4)
・大垣日大高校(春:準優勝、夏:ベスト8)
3校とも非常にすばらしい成績を上げたチームである。しかし3校ともいわゆる伝統校ではない。ここ数年で急速に力をつけてきた高校なのだ。
この3つのチームにおいてある共通したことがある。それは3校とも従来の管理型のチーム運営をやめたことだ。
「社会が変わり、今はスパルタよりゆとりを重んじている」とは帝京高校の前田監督の言葉である。高校野球といえば厳しい練習にスパルタ指導、練習以外の私生活まで管理されているイメージがあった。しかし今はそれではチームを強化することは出来なくなってきている。
我々がお手伝いをさせていただいている企業でも、同様の話を聴く事がある。先日もある企業で「ここ最近の若手は従来のマネジメントや指導ではついてこない」「若手とコミュニケーションが取りにくいという管理職が増えてきている」という話を伺った。
私はそんな時に必ず質問することがある。
「すべての管理職がうまくいっていないわけではないですよね?うまくいっている方々はどのようにマネジメントされているのですか?」
色々な答えがあるが、突き詰めていくと、成功している管理職に共通しているのは、管理職自身が「自部門をどうしていきたいのか」というビジョンを明確に語っていることだ。目標観がはっきりするからこそ部下もその中での自分の役割も明確にすることが出来るのだ。
優勝した佐賀北高校の主将のインタビューの中でこう語っている。
「厳しいことを言うのは自分の役割だと思っている」
放任型マネジメントも管理型マネジメントも一つの手法にすぎない。その手法を使ってどのような職場を産み出したいのか?そこが重要なのだ。そこから部下や組織の自主性も生まれてくる。目標観のないところに主体性は存在しない。
