求めないこと 捨てること

いよいよ2008年が始まった。
年が変わるというのは不思議だ。
昨日と同じ日常なのに、何故か自己再生できるような気持ちになる。

さて、私自身も少しでも去年より成長した自分でありたいと考えている。
そのための今年のテーマは「捨てる」ということ。

昨年はどんな状況でも諦めずにとにかく食らいついていこうというのが
一番の目標観だった。
それによって沢山の貴重な体験も出来たし、
自分の今までの人生の中でも、間違いなく最も充実した1年であった。

しかし、その一方で
着込みすぎた洋服のように身動きの取れない心理状態になっていたことも確かだ。
武道の呼吸法でも、吸うことよりも吐き出すこと重きを置く。
だからこそ、今年は更なる成長をしていくために
「捨てる」ということも意識しようと思っている。


そんなことを考えていたら書店で一冊の本に出会った。
詩人でアメリカ文学者の加島祥造さんという方が書かれた「求めない」という詩集だ。
すべてが「求めない」で始まる詩が載っている。
あっという間に読みつくして、非常に爽やかな読後感を感じた。
中でも、
「求めなければ、自分が一番大切にしたいものがわかり、
それは大抵は自分が既に持っていたものだ。」
という意味の詩が非常に心に響いた。

「求めない」も「捨てる」も、一見楽そうに見えて
実は物凄く勇気のいることだろうと思う。
人も組織もその勇気が持てるかどうかが、
次のステップにいけるかどうかの分かれ目なのかもしれない。


ありがたいことに今年も新年から重要な案件が目白押しである。
決して淡白にやりすごそうとは思わない。
やるときはもちろん全ての案件に対して全力で向かう。
しかしその中においても片側では、自分自身に対して
「今、何を捨てるか?」と問う勇気も持たねばならない。
チャレンジの一年が始まる。

written by H