本気で関わること

今朝の出勤中におそらく新入社員であろう集団をいくつか見かけた。
そんな集団を見ながら電車に乗っていて、ある企業の人材開発担当者を思い出した。

その方と話をしていたときに
「なんか最近、ずいぶんと表情が柔らかくなったなぁ」と感じたことがあった。
そのことを本人にお伝えすると笑いながら
「最近は残業も少なくなり、時間が出来たので色々と先のことをじっくりと考えることができるようになりました。
何より仕事に追われている感が無くなっているのでどんな仕事も楽しいし、達成感がありますよ」
と答えてくれた。
最後にお会いした際には
「採用の面接をしていると非常に刺激を受けることが多い。
ただうちの会社に入って欲しいという気持ちよりも、仮にうちに入らなくても
しっかりとした社会人になって欲しいという方が強くて。
だから人事からみた面談のフィードバックをしたり相談に乗ったりしてしまうんですよ。」
と笑っていた。

採用活動をしている以上、当然採用予定数も決まっているし現場からも新人を求められている。
それに捕らわれずに目の前で必死になっている人に本気で関われることはすごい!!と思った。
きっとその中の学生の中で何人かはその人柄に惹かれて就職を決めることもあるだろう。

私自身も大学を卒業してから今日に至るまで様々な人と関わり、随分と愛情をかけてもらってきた。
その時には気付かなかったが後になって非常にありがたく感じたことも数多くある。
改めて考えてみると印象に残っているのは一緒にいた時間や仕事内容よりも相手の本気さが伝わってきたときなのだ。

部下をマネジメントする、育成することやコミュニケーションやリーダーシップで
悩みを抱えている方は多いと思う。我々のところでもよくご相談いただくことがある。
部下でいた自分自身を思い返すと形式的な対応をしているとすぐにわかる。
多少の言葉不足や論理の飛躍があってもその人の本気さは伝わってくる。
それが伝わるからこそ、受けても真剣に受け止めるし受け入れる。
どれだけ本気に関われるかが一番のポイントなんだろう。

慣れない通勤ラッシュに乗っている新入社員を見て
自分自身も色々なことに、人に「本気」で関わっているかを改めて考えさせられた。


written by F