2008年8月アーカイブ

復活の裏側

昨年の不振が嘘のように西武ライオンズが首位を走っている。
ファンとしては非常に嬉しく、スポーツニュースを毎晩楽しみにしている。

FAや移籍によって戦力ダウンといわれていたチームがなぜこんなにも勝てるように変貌したのだろうか?
好調な打撃陣を支える「アーリーワーク」や試合中のミスに対するポジティブなフィードバックなど
すでに多くの媒体で特集、分析されてきている。

その中で気になったのは渡辺新監督の就任時の
「すぐにチームを立て直せるとは思っていない。2-3年かけて黄金期を目指す」
というコメントである。
このコメントはリーグ開幕後のインタビューなど様々なところで話している。
チームの状況が良いときでも悪いときでもそこにブレはないのだ。
当然選手にも目指すべきチームの姿が明確に伝わっている。ここに今年の強さの原点があるのではないだろうか。

我々が色々な企業のお手伝いを依頼される中に「業績のV字回復にむけて」という言葉を目にする。
先日お手伝いした企業でも「2008年度のV字回復」がテーマの1つになっていた。
その企業では厳しい状況の中で成果を生み出すために、様々な動きをしている。
しかし職場におけるマネジメントが今期の成果に対するアプローチのみになっているのが気になった。
当然、今期の回復がなければその先はない。まずは目の前にある状況を1つ1つクリアしていかなくてはいけない。

しかし、それだけでは組織も人も疲弊してしまう。回復した先の姿が見えているからこそ
現在の厳しい状況の中で踏ん張れるのではないだろうか?
短期的な視点だけではなく、中長期的な視点にたってマネジメントし、行動しなくてはいけないという言葉はすでに耳にタコが出来るほど聴いていることと思う。
ところがいざ苦しい状況に陥ると狭くなった視野を広げることが出来なくなることが多い。
私自身もいつの間にか狭くなっている視野や発想をフィードバックされることがある。

今年見事に復活したライオンズを見ていて、これからの自分自身、自組織についてしっかりと形にしていかなくてはいけないと強く感じる。

written by F