ご存知のように労働基準法の一部を改正する法律が、本年4月1日施行になりました。
詳細は記述しませんが、大きな改正ポイントとしては、1ヶ月に
60時間を超える時間外労働の法定割増賃金率が、現行の25%から50%に引き上げられ、月45時間を超える時間外労働に対する割増賃金率も25%を超え
る率とするように努めることとされました。
つまり、長時間の残業は今まで以上に人件費を増大さることになります。
さらには、2ヵ月から6ヵ月を平均して月80時間を超える残業をさせていた労働者が、脳・心臓疾患を患った場合、労災認定のみならず民事でも企業の責任が
問われる可能性があります。
企業の経営者・管理職・人事ご担当者の方々は本当に頭の痛いことだと思います。
あるいは、現場第一線
の方からも、「ギリギリの人数で、コンプライアンスも意識しながら、時間外を減らすなんて無理だよ」というご意見をよく聴きます。
でも、
本当に今あなたがやっている(あるいは部下にやらせている)残業は、必要な残業だと胸を張って言えますでしょうか?
私自身、サラリーマンだったと
きのことを思い出すと、恥ずかしながら、必ずしも必要な残業ばかりではありませんでした。
去年より遅くまで仕事をすることで、去年以上に頑張って
いる気になっていたこともありました。
チームで遅くまで夜食を食べながらひとつのことをやることで一種の楽しさを感じていたりしていたこともあり
ました。
もっと情けないことを言うと、上司の目を気にして帰れないこともありました。
だけどそんな時は、間違いなく仕事の密度は薄くなっ
ており、結果的に成果も低いことが多かったように思えます。
本当のビジネスは、いつもエンドから意識をしなければいけない。
ボク
サーは1ラウンドが3分だからこそ、その緊張感の中で戦略を立て、スタミナ配分をして、ここぞというときにラッシュをかけられるのです。
1ラウン
ドが何分あるのかわからないまま戦うボクシングの試合なんて、誰も見たくないです。
今回の労働基準法の改正は、もう一度仕事のあり方やマネジメン
トの在り方をゼロベースで考え直す絶好のチャンスです。
もっと言えば、自分が仕事で何を生み出すのか、という問いを自分で再設定する時かもしれま
せん。
「人に飼われた家畜」としてではなく「自分の足で立つ野生動物」としてビジネスをやり切るために、「自分の労働時間」すらコントロールでき
ない人間には、本当に出したい成果には近づけない気がいたします。
一日一日をボクサーのように密度濃く、燃焼しようではありませんか!?
written by T.H