エッセイ

6/12に第1回ODNJ勉強会を企画して、企画段階は事務局でしたが、当日は参加者となりきって参加しました。
丁度20名余りの方が参加しての勉強会でしたが、多種多様な多彩な参加者でおもしろかったですね。
参加者の中には慶応大学の竹中平蔵研究室のメンバーが2名いて、ODを日本の産業政策に絡めて提言する、という直近の課題を抱えての真剣な姿勢参加の為、と実務家として効果を定量的に説明することの難しさの狭間にいるコンサルタントの間で熱い熱い議論がされたのが、印象的でした。
その議論に対して定量化の可能性を西川先生がすぐさまヒントを出されていたのはさすがです。
三位一体の価値を感じた瞬間でもありました。

ODの主要な価値観に「Democratic」が有りますが、それを実現するためには定量化は避けられない関門でもあります。しかし定量化することを超えた所に経営者の存在価値もあります。私はOD=経営そのものだと思っていますので、益々今後の議論が楽しみです。
ドラッカー学会大会で会員でもある柳井氏が講演した。
「企業には国境はない。国内を見ていると元気がないと行っているがアジアは元気だ。それだったら元気なところで勝負する。」
来月には世界最大の上海店がOpenすると行っていたがそれが放映された。

6月1日に放映された「ガイヤの夜明けだ」
シリーズ「新興国を攻めろ!」第3弾
若者よ 海を渡れ!?"世界基準"で戦える人材づくり?

エースの店長が送り込まれるが今までの勝利の方程式が通用にない。
日本の常識が通用しない。
開店直前に300名いるオープニングスタッフの60人が退職するという事態に追い込まれる。
しかし店長がスタッフと人間として真正面に向き合い、
彼らのポジティブさを引き出した瞬間、スタッフ全員の心が1つになった。
百をを語るより1つの物語の方が良く伝わる。



昨年夏以降手伝っていた、業績不振に苦しんでいたクライアントがV字回復したというのだ。業界全体が昨年対比で85%にシュリンクしているのに、前年対比で105%を達成し、完全黒字化したのだそうだ。しかも今年度の見通しも見えているという。
赤字が続きしかも市場がシュリンクしていく中で、経営としては新規投資が出来ない。そんな状況下でハード面には投資できない中、人の力・組織の力だけでV字回復を果たした。
収益が回復したので、新規事業に投資することが出来るようになり、ポジティブな循環に回り出した。
確かに我々は切っ掛けや環境を創るお手伝いをさせて頂いてはいるが、何と言っても主役はその会社の社員達だ。社員達の顔つきも職場の雰囲気も大きく変わった。彼ら一人一人に「最後まで諦めずによく頑張った!!」と褒めてあげたい。
ご存知のように労働基準法の一部を改正する法律が、本年4月1日施行になりました。
詳細は記述しませんが、大きな改正ポイントとしては、1ヶ月に 60時間を超える時間外労働の法定割増賃金率が、現行の25%から50%に引き上げられ、月45時間を超える時間外労働に対する割増賃金率も25%を超え る率とするように努めることとされました。
つまり、長時間の残業は今まで以上に人件費を増大さることになります。
さらには、2ヵ月から6ヵ月を平均して月80時間を超える残業をさせていた労働者が、脳・心臓疾患を患った場合、労災認定のみならず民事でも企業の責任が 問われる可能性があります。

企業の経営者・管理職・人事ご担当者の方々は本当に頭の痛いことだと思います。
あるいは、現場第一線 の方からも、「ギリギリの人数で、コンプライアンスも意識しながら、時間外を減らすなんて無理だよ」というご意見をよく聴きます。

でも、 本当に今あなたがやっている(あるいは部下にやらせている)残業は、必要な残業だと胸を張って言えますでしょうか?
私自身、サラリーマンだったと きのことを思い出すと、恥ずかしながら、必ずしも必要な残業ばかりではありませんでした。
去年より遅くまで仕事をすることで、去年以上に頑張って いる気になっていたこともありました。
チームで遅くまで夜食を食べながらひとつのことをやることで一種の楽しさを感じていたりしていたこともあり ました。
もっと情けないことを言うと、上司の目を気にして帰れないこともありました。
だけどそんな時は、間違いなく仕事の密度は薄くなっ ており、結果的に成果も低いことが多かったように思えます。

本当のビジネスは、いつもエンドから意識をしなければいけない。
ボク サーは1ラウンドが3分だからこそ、その緊張感の中で戦略を立て、スタミナ配分をして、ここぞというときにラッシュをかけられるのです。
1ラウン ドが何分あるのかわからないまま戦うボクシングの試合なんて、誰も見たくないです。
今回の労働基準法の改正は、もう一度仕事のあり方やマネジメン トの在り方をゼロベースで考え直す絶好のチャンスです。
もっと言えば、自分が仕事で何を生み出すのか、という問いを自分で再設定する時かもしれま せん。
「人に飼われた家畜」としてではなく「自分の足で立つ野生動物」としてビジネスをやり切るために、「自分の労働時間」すらコントロールでき ない人間には、本当に出したい成果には近づけない気がいたします。
一日一日をボクサーのように密度濃く、燃焼しようではありませんか!?

written by T.H
取りためていたNHKの追跡!A to Z「問われる日本人の"言語力"」を見た。

4年前のワールドカップ、一次リーグ敗退の要因のひとつが「言語能力」の低さが指摘されている。オシム元監督は語る。
「あらゆる場面で日本人は言語能力が欠落している」と。

我々は、組織開発の現場で「変革」をテーマに活動しているが、この言語能力のなさが変革の障害になっていることをよく感じる。
番組では、若い人の言語能力のなさを取り上げており、その原因を携帯メールにあると指摘している。
確かに若い人の言語能力が落ちているのを感じるが、それではベテラン社員や幹部が言語能力が高いのかというとそうでもない。

問題状況は指摘出来ても、その真因は? その本質は? 
役員会の資料を見ても「????......??」となってしまう。

何か「おかしい!?」と感じても「何故おかしいと感じるのか」「何を見ておかしいと感じるのか」キチンと説明できない。相関関係でくくることは出来ても因果関係を問え切れない。
そのような事が起こっている企業で象徴的な事は、対話不足だ。「どうして自分はおかしいと感じるのだろうか?」「何故おかしいと感じるのだろうか?」そうした問いかけや会話を日常の中で多分していないのだろう。
現象的な表現で分った気になってそこから掘り下げない。

そのような日常性に染まっていても、我々が問いかけると内省しはじめる。
人間の何かおかしいという野生の感覚は一時は忘れかけても、そう簡単に無くならないものだ。

テレビ番組を見て感じた事

NHK 経済羅針盤
「ジェットスター航空 ブルース・ブキャナンCEO」

ジェットスター航空はカンタス航空の低価格ブランドとして、
カンタス自身が出資者となって設立した航空会社だ。

現在のオーストラリア国内シェアはオ50%までになっているという。

機内食は出さない、
アテンダントは低給料地域のスタッフ、
スタンバイの掃除もスタッフがする、
飛行場の乗り込みもバスと階段だ。

待合室から搭乗口までつなぐ機械は使わない。

これで日本からゴールドコーストまで通常の半額の6万円で就航している。


消費者にとって選択肢が増えることは良いことだ。
しかし、日本からゴールドコーストまで10時間だとしたら
今の私は多分乗らないだろう。

でもゴールドコーストからケアンズまでとか、
シンガポールまでとかの短時間だったら、
なんの問題もなく使うだろう。

だってバスより安いのだから。


日本は安全性の確保のを建前として、
最低運賃を決めていたりするという。
しかし実際の整備はカンタスがおこなっている。

カンタスのサービスは日本の航空会社に慣れた人からするとひどい。
平気で欠航するし、実際にひどい目にあったこともある。
それを考えるとジェットスターのサービスレベルは
日本の航空会社社の常識では考えられないくらいひどいのでないか。
(乗っていないので分らないが)
でも時間に余裕のある人にとっては気にならないだろう。


選択肢が増える事で、世の中は便利になっていくのだが、
関係に縛られ時間に拘束されている自分には
未だその恩恵はほど遠いように感じられる。
短時間だったらとにかく一度は試してみるのに、
それも出来ないのは残念だ。

written by 大島 岳

最近のテレビを見て

NHK 経済ワイドvision e
 「会社を変える職場のコミュニケーション」

この10年間企業にとって当然の施策であるIT化・成果主義などが、
企業のコミュニケーションを大きく阻害していることを特集している。

今までの産業構造を根本的に変えない限り日本の幸せの姿は描けない。
その中でコミュニケーションという最もベースのところがボトルネックになっている。

その現状認識を新たにするには良い番組だ。



NHKスペシャル
マネー資本主義 第3回 「年金マネーの"熱狂"はなぜ起きたのか」

結論から言えば、
サブプライムローンと同じ事は必ず再び起こるということを示している番組。

金が金を稼ぐという「金持ち父さん」の発想がある限り、
同じ事は起きるのだという確信をもたらす。

成長期には実体経済の範囲だけで理解できたものが、
成熟期には違う動きになる。



TV東京 カンブリア宮殿
第一回 管理職はもう要らない!?
第二回 日本一"社員想い"の会社が明かす、"管理職"はいらない!

上記2つの番組に対する1つのテーゼを示しているように見える。

資本主義の原点ってこんな善意から始まったのではないかと。

これが全ての企業に当てはまるかと言われればNOだ。

グローバル化した巨大企業でこんな理想があるはずがない。

しかしグローバル企業が正解だと誰が決めたのだろう。

レビンもドラッカーも「人間が幸せになる」これを目標に進歩を続けてきた。

巨大化したグローバル企業が席捲する社会より、
多様性のある企業が
それぞれ輝いている社会をイメージしているのは自分だけだろうか。

written by O
この不況下で好業績を誇る、ファーストリテイリングの柳井正社長を
「わがドラッカー流経営論」と称して4回に渡ってNHKが特集を組んだ。

既に2回が放送されて、次回第3回は6/18(木)に放送される。

この環境下でみんなが内向きになりそうなときに、
企業に元気になって貰いたくて、今こそドラッカーに学ぶべきだ
NHKの「熱い人」が企画したのだろう。

その意図は物凄くよく分かる。
ドラッカーはまさに今とりあげるべきテーマの一つだろう。

柳井社長がいかにドラッカーから学んだかは、
番組をを見て貰うのが一番なので、それは番組に任そう。

それよりもこれを見てどの様に感じたのかを書きたい。



私自身コンサルタントという仕事柄、
ドラッカーは20代前半の頃から読んでいた。
正直言って「当り前のことじゃないか」という印象しかなかった。

私の専門領域の組織開発はドラッカーの目指している事を、
どの様具体化し、実現するかがテーマだからだ。

しかし、私自身が経営者となり、
また経営者の方々と接する機会が増える事で、
徐々に観方が変わっていった。



一番インパクトを受けたのは、
ドラッカーの著書ほとんど翻訳され、ドラッカー本人も
「自分よりドラッカーを知っているのはミスターウエダだ」と言わしめた
上田惇生さんとの出会いである。

上田さんはドラッカーの「理論」ではなく「人となり」を熱く語って下さった。
その時にドラッカーに対する観方ががらりと変わったのだ。

柳井社長も番組の中で、
「会社の成長や自分の成長と共にドラッカーの観方が変わってきた」と言われていた。
その点はものすごく共感出来た。

自分の自己概念の範囲でしか体験を経験に出来ない。正にその通りだ。



ドラッカーは具体的な事よりも、
企業・国家・社会全体、そして歴史を通して本質的なことを優しい言葉で語ってくれる。
何も難しいことが書いてあるわけではなく、
当り前の事が書いてあるのだ。
しかし本質は揺らぐものではない。

番組を見て、またドラッカーを読み直してみたくなってきた。



今度はどんなドラッカーがそこにいるのか。
「それぞれのドラッカーである」と同時に「その時々のドラッカー」だと思う。

自分探索である。



各回のタイトルと放送日は以下の通り。
NHK 教育テレビ、毎週木曜日の午後10:25~10:50の放送です。

第1回 「顧客を創造せよ」 6月4日
第2回 「人間が幸せであるために」 6月11日
第3回 「主役は「知識労働者」」 6月18日
第4回 「企業は社会の道具だ」 6月25日

第2回は6月18日 午後3:25~3:50より再放送が行なわれます。

テレビ番組を見て感じた事

NHK 歴史秘話ヒストリア
「愛あるケンカ 武士の世をひらく ~北条政子・源頼朝 夫婦の革命~」
評価:★★


「士」中心の世界がどうして出来たのか、とても参考になりました。

特に鎌倉の隣町に住んでいる自分には必見でした。


NHK 歴史秘話ヒストリア
「裁判はじめて物語 ~明治の人々はどうしたの?~」
評価:★★★


江藤晋平は命をかけて「社会のあり方」を実現を目指した人です。

私たちは命をかけてやろうとしているか?




NHK 追跡!AtoZ
「貸すか貸さないか 銀行の選択」
評価:★★★


現在の地方銀行の実態が分ります。

これは哲学的な話ではありませんが、だからこそ価値があるという番組でした。



NHK プロフェッショナル仕事の流儀
「"ばかもの"が、うねりを起こす  公務員・木村俊昭」
評価:★★★


小樽市の職員からその地方活性化の実績を見込まれて内閣総理府に所属する。

地方活性化のポイントをいっているのだが、それはOD(組織開発)と全く一緒。



NHK プロフェッショナル仕事の流儀
「石ころだって、宝になる」材料科学者・細野秀雄
評価:★

面白かったです!



written by O

テレビ番組を見て感じた事

NHK プロフェッショナル仕事の流儀
「血管外科医・大木隆生」
評価:★★★
難しい大動脈瘤で病院に見放された病人が最後に頼ってくるのが大木氏だ。

子供の頃勉強が嫌いで警察の世話にばかりなっていた少年が、
あるとき友達から「喜んで貰えた」その思いを発端に医師を志し、
今や世界屈指の医師となっている。

彼のエネルギーの原点は「喜んで貰える」事。 しかも命を預かっている。

今まで難しい症例を難なくこなしていた患者を番組のカメラが追う。
手術を成功させたものの、その後合併症を発症し懸命の治療をするが患者は亡くなってしまう。
これは番組としても予想外の事だったろう。

大木医師はその後もそのショックから立 ち直れないでいる。

そんな彼を立ち直らせたのは患者の家族だった。

感激しました。




TV東京 ガイアの夜明け
「不況の荒波に上陸?外資系高級ホテルVS日本勢? 」
評価:★★


トンなでもない時期に開業したシャングリ・ラ東京。

その苦闘と迎え撃つ日本のホテ ル「ローヤルパークホテル」の戦略を追う。

それにしても比べる価格帯が違いすぎる気もしますけど。

written by O